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  • 執筆者の写真伊牟田インストラクター

こんにちは、フィジオピラティス副代表の伊牟田です。


本日は"身体に対する誤解を解く"というタイトルで筆をとらせていただきます。



よく周りで、首や腰、そして膝が痛い、という人が多いのだけど、なんで?


すごくいい質問だね。

体で痛めやすい部位の上位3つといっていいくらい、首・腰・膝を痛めてしまう人は多いよね。

これには身体に対する誤解が関係しているので、今から説明していくね。




100年美味しくしなやかな身体でいるために、学んでいきましょう!



身体の関節を日々何気なく使っている方は多いと思います。


ですが、私たち人間がこの地球上において二足で歩き、器用に手を使えているのは、身体の素晴らしい仕組みによって可能となっています。


どんなに機能が素晴らしいハサミなど道具でも、素材や機能をよく知らずにメンテナンス方法がわからなければ、切れ味は落ちてしまいますよね。


我々の身体も同じで、まずは仕組みを知り、そして動かし方やメンテナンス方法を理解すれば長く快適に使うことが可能です。


1. 身体の関節配置の特徴

“身体の関節の配置は、動きの多様性の少ない関節と、動きの多様性がありよく動く関節とが交互に配置されている、という特徴があります。

飲み物の蓋を開ける時に、下を安定させることによって、ふた部分をひねり、開けることが出来ますよね。

身体も同じで、動きの多様性の少ない関節を安定させることによって、動きの多様性のある関節の動きが引き出されやすくなる、という特徴があります。


2. 多くの人の誤解

ただ、以上の解説で違和感を持つ方も多いのではないでしょうか。


首、動かしやすいですよね?


腰、曲げ伸ばし簡単ですよね?


膝、色んな方向に動くと思いますよね?


そうなのです。

この実際の身体の仕組みと、多くの人が持つ身体への感覚に差があるのです。


この差によって、水を飲むときにも首だけで動かしてしまいますし、

モノを取るときに、腰の曲げ伸ばしの動作になりやすいですし、

立つ時や色々な動作で、膝で動きを調整してしまうことにつながってしまうのです。


3.  弱いのではなく、使いすぎ

そして多くの人が、痛くなった部分を"弱い"と思ってしまい、"痛めた箇所を鍛えなければ"となるのですが、


原因は痛めた部位が弱いのではなく、そこを使い過ぎた結果だということなのですね。


その方に対して重要なことは、

・骨盤を安定させて股関節を動かすとはどういうことなのか

・背骨全体を動かすとはどういうことなのか

・身体全体を適切に動かすとはどういうことなのか

・なるほど、身体を動かすとはこういうことなのかることが出来ず、バランスを修正するのに多くの力を必要とすることになってしまいます。

という事を頭と身体で楽しみながら理解していき、実際の身体の仕組みに感覚を合わせていくことなのです。



4. 自転車に乗る時の感覚と同じ

この作業は単なる筋肉のトレーニングとは違います。


例えるならば、自転車に乗る練習をする時の感覚と同じです。


初めは不慣れな動作に対して違和感や難しさを感じながら動作の練習が必要ですが、徐々にその動作に慣れていき、不慣れでぎこちなかった動きが徐々にスムースになっていきますよね。


そしていずれは頑張らずにバランスが取れて、簡単に乗れるようになったと思います。

身体の使い方も同じで、まずは自分の動かし方の癖に気づき、適切な身体の動かし方を学び、反復し、反復し、そして反復することで、適切な動きを無意識に行うことが出来るようになるのです。



まずは小さな一歩を踏み出し、出来ることからコツコツと積み重ねることが大きな一歩に繋がります。

我々フィジオピラティスは、多くの方が人生100年を健やかに活動し続けられるよう、サポートしていきます。


今回の記事が少しでもお役にたてれば幸いです。

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