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  • 執筆者の写真伊牟田インストラクター

更新日:7月26日



こんにちは、フィジオピラティス副代表の伊牟田です。


本日は"膝の伸びた位置、コントロール出来ていますか?"というタイトルで筆をとらせていただきます。



膝が伸び切った状態で立つのは良くないと言われたのだけど、何がいけないの?


いい質問ですね。

膝が過度に伸び切った状態を過伸展といい、その状態を我々は骨性支持(こつせいしじ)と言ったりもします。これは膝に限ったことでなく、様々な関節で起こり得る症状です。




100年美しくしなやかな身体でいるために、学んでいきましょう!



1. 立ち姿勢をチェックしましょう


まずは皆さんの“立ちやすい姿勢”をチェックしてみましょう。


その際に膝はどのような状態でしょうか。


膝は正常にまっすぐ伸びた状態ですか?(イラスト左)

それとも過度に伸び切った状態でしょうか?(イラスト右)




関節弛緩性(かんせつしかんせい)といって、生まれながらに関節が標準的な可動域より大きい方も女性に多いですが、正常の可動範囲内であっても膝を過度に伸ばしきった状態に“頼ってしまう”方がみられます。


理由は様々考えられますが、姿勢も大きく影響します。

適切な姿勢であれば、関節位置は適切な位置に配置されますが(イラスト左)、スウェイバックといわれる猫背の姿勢となると、関節の位置を調整するために膝が過度に伸びた状態となってしまいます(イラスト右)。




2. 過度に伸びた状態の何がいけないのか?


“膝を伸ばし切っている状態が楽”という方は、筋肉で関節を良い位置に留めることが苦手になっています。


関節を程よく伸ばしている位置を筋肉でコントロール出来ていると、関節周りの組織に負担がかかりませんが、


筋肉でコントロールされていない、伸ばし切った状態でいるということは、膝の後ろの組織やお皿下の組織に負担をかけてしまうこととなり、長期的にみると痛みを引き起こす要因となると考えられます。



3.  関節の動きを理解し、筋肉でコントロールする


では、どのようにして関節の位置をコントロールすれば良いのでしょうか。


もし、関節の周りの組織に硬さなどの問題があって関節をうまく動かすことが出来ていないのであれば、適切なストレッチやマッサージが必要となります。


しかし、もし硬さなどの問題がなければ、適切な筋肉の使い方を学ぶことが重要となります。



1. 膝の伸ばし際の筋肉の使い方を学ぶ


膝を伸ばし切る際に“カツン”と勢いよく伸ばし切ってしまう方が多くみられますが、

“丁寧に伸ばす”を心がけて繰り返し行うことで、普段の膝の伸ばし方の質が変化していきます。


おすすめのエクササイズ動画はこちら

→リフォーマを用いたフットワーク https://x.gd/gsx9I




2. 適切な姿勢を確認する


先にも記載しましたが、姿勢と関節位置には大きな関係性があります。

ご自分の現在の姿勢を再認識し、適切な姿勢をとれるよう日々エクササイズで確認しておくことが重要です。


おすすめのエクササイズ動画はこちら

→反り腰改善のお尻上げ https://x.gd/8ilCs


→体幹を鍛える四つ這い運動 https://x.gd/8JuNt





3. 実際の動作で練習する


膝の伸ばし方を学び、姿勢を確認したら、日常生活に近い動作で練習することが重要です。

皆さんは1日に何回椅子から立ち上がりますか?おそらく数え切れないくらい無意識に何回も椅子から立ち上がっていると思います。

その日常生活で行う動作で、膝を伸ばし切る最後まで、“丁寧に筋肉でコントロールする”を心がけて、動作を反復していきましょう。

そうすると、膝の伸ばし切る姿勢・動作も“筋肉でコントロールされた”姿勢・動作となり、関節を守ることに繋がります。


おすすめのエクササイズ動画はこちら

→椅子で行うスクワットの準備 https://x.gd/QYvYM


→姿勢を棒で確認!スクワット https://x.gd/MakNE




ぜひ、ご自分の姿勢を再確認し、エクササイズを無理なく行ってみてください!

今回の記事が、少しでも皆さまのお役にたてれば幸いです。









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