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執筆者の写真伊牟田インストラクター

更新日:7月21日


こんにちは

人生100年時代、健やかに動き続けるための身体を共創する

Physio Pilates (フィジオピラティス)文京本郷の副代表 伊牟田真樹です


今回のテーマは“身体は積み木のバランスが重要”です。



身体のバランスと積み木って関係があるの?


「私は筋力がないからバランスが悪いの」という声をよくお聞きしますが、実際は適切な姿勢がとれていなくて、身体が“力み(りきみ)”すぎているケースをよく目にします。




100年美味しくしなやかな身体でいるために、学んでいきましょう!



1. 片脚立ちバランスの努力度を評価


“突然ですが、みなさんは片脚立ちが出来ますか?


おそらく、この記事を読んでくださっている方は日々の意識が高いので、片脚で立てる方がほとんどだと思います。


では、片脚で立つときに"どのくらい頑張っていますか?"




2. 10を最大の努力度だとして、0-10の10段階で判断してみてください。


もし5以上の努力度だった方は、身体の積み木バランスが崩れている可能性が高いです。


積み木を思い浮かべてください。


下からきれいに積み上がっている場合、補助もなく安心して見ていられますよね?


しかし、きれいに積み上がっていなければどうでしょうか。


今にも倒れるのではないかと、ヒヤヒヤしながら、いつでも支えられるような体制でいるはずです。



身体も同じなのですよね。

片脚立ちが少ない力で安定しないのは、単に力がないのではなく、積み木がきれいに積み上がっていない場合もあるのです。




3. 身体の積み木を積み上げるポイント


積み木を積み上げる際、はじめに大事な条件はなにでしょうか?


まずは真っ直ぐで安定した床(机)ですね。

そこに土台となるブロックを設置すると思います。


①身体でいう土台は「足」


足には外側、内側、そして横の3つのアーチがあり、それらが適切に機能することで安定した土台の働きをしてくれます。


また踵の骨も重要です。

踵の骨が床に対して垂直に立てていないと、床からの力をまっすぐ受け取ることが出来ず、バランスを修正するのに多くの力を必要とすることになってしまいます。





足のアーチを整えておくことで、踵の骨もまっすぐ立ちやすくなります。

日々の足ケアとトレーニングを欠かさないようにしていきましょう。





②肋骨下の開き具合をチェック


次に、肋骨下の開きの角度も重要です。肋骨下の開きの角度は70°から90°なのですが、これが開き過ぎている方は、お腹の力をうまく使うことが出来ず、反り腰になりやすいです。



そうすると、踵重心になりやすく、前後方向の積み木バランスの崩れにつながり、力も入りすぎてしまいます。下のような姿勢での片脚立ちの方、とても多いです。

呼吸の質にもつながる、肋骨下の開きを整えるトレーニングやっていきましょう。




③お尻を横から支えてくれる「中殿筋」


最後に、お尻の横の筋肉"中殿筋"。




"筋肉ではなく積み木バランスだよ"とは言ったものの、やはりこの筋肉は片脚立ちのバランスには欠かせません。


股関節はお皿にボールがはまりこんでいる構造なのは、みなさん想像がつくと思います。この中殿筋はボールをしっかりお皿にはめ込んでくれる働きをしてくれるため、この筋肉が適切に使えないと横方向の積み木バランスの崩れにつながります。

正しくトレーニングを行なって、身体を横から支えてくれる中殿筋を使えるようにしていきましょう。






4. 積み木を綺麗に積み上げて、“ゆとりある”片脚立ちへ


上記3つのポイントをケアして、綺麗に身体の積み木を積み上げ、"頑張りすぎない片脚立ち"が出来るようにしましょう。


頑張って筋肉を硬くしている身体では、とっさの動きの対応に弱くなってしまいますが、ゆとりあるしなやかな身体でいられることで、とっさの動きにも余裕を持って対応出来るようになります。


ご自分の片脚立ちバランスの努力度を評価して、3つのポイントのケアをやってみてくださいね。


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