こんにちは。
人生100年時代 健やかに動き続けるための身体を共創する
Physio Pilates (フィジオピラティス) 文京本郷の代表の増渕です。
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今回のテーマは”運動スキル上達のコツ、それは感覚神経”です。
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増渕先生、運動って体を動かして練習すれば上手になるんでしょ?
運動が上手になるコツは、3つの感覚をしっかり使って身体の動きを感知していくことが大切なんだよ。
3つの感覚?
そうなんだ! 運動には、視覚、聴覚、体性感覚が重要になってくるんだ。これから詳しく説明するよ!
100年歩き続けるために、健康的な動きや活動をどうやって測定するか学んでみよう!
1. 運動には、視覚、聴覚、体性感覚が大切
今日は運動をうまく行う、
または運動を早く上達するためのコツをお伝えします!
それは、ズバリ「感覚を研ぎ澄ます」です。
運動というと、真っ先に思い浮かべるのは
筋トレやストレッチではないでしょうか?
しかし、子供の時とか、あの子は運動神経がいいね!とか、
運動が苦手な人は、私は運動神経が無いから・・とか、
そんな会話がありましたよね?
そうなんです!
運動スキルの上達には神経=「感覚」が重要となるのです。
それはつまり、動きを感じ取る「感覚」のことです。
人の感覚には「五感」あると言われています。
目で見る「視覚」、音を聴く「聴覚」、
匂いの「嗅覚」、味の「味覚」、
そして、触る感覚の「触覚」を含めた「体性感覚」があります。
この五つの感覚のうち、
運動スキル向上に重要な感覚3つが、視覚・聴覚・体性感覚です!
そしてより重要なのが最後の「体性感覚」となります!!
2. 視覚と運動
では、まず「視覚」からお伝えします。
これは目で見た情報から、姿勢や動きを修正していく力となります。
直接身体を見て直す、または鏡や動画を見て直す。
とても分かりやすい修正方法なのですが、実はずっと視覚情報に頼った修正を続けていると、「見ないと修正できない!」という状態に陥ります。
3. 聴覚と運動
次に「聴覚」です。
これは周りからの声や音を聴いて、姿勢や動きを修正していく力です。
例えば、猫背になってますよ!の声に反応して背筋を伸ばす。
腰が反りすぎているので直しましょう!という指示で修正する。
しかし、これも声や音に頼り過ぎてしまうと、「声や音が無いと修正できない!」という状態に陥ります。
4. 体性感覚は最終兵器
そこで最終兵器の登場です!
人は、目で見なくても、音や声の指示が無くても、自分で姿勢や動作を感じて、修正できる力があるのです。
それが「体性感覚」を駆使した修正方法です!
体性感覚には、
触れた感覚(触覚)、押された感覚(圧覚)
関節がどれくらい曲がっている?(位置覚)
筋肉が伸びている?縮んでいる?(運動覚)
などがあります。
身体にはそれらの情報を感じとるセンサーがたくさん埋め込まれていて、
センサーからの情報が絶えず脳に送られています。
しかし、この情報を脳でキャッチ(認知)するかしないかは、人は普段、無意識に選んでいます。
当然、その情報に鈍感な人は僅かな違いを見落としていて、姿勢や動作の違いを自分自身で把握することができません。
しかし、この感覚は適切に練習していくと、上げることができます!!
それにより、骨盤のわずかな動きの違いを感じとって修正したり、足の裏にかかる体重のわずかな乗り具合の違いを感じとって、もう少し身体は前の方が良さそうだな!と、
鏡や音がなくても自分で姿勢や動作を修正できる様になります!
5. 体性感覚を鍛える方法
体性感覚の情報をキャッチするには、力が入りすぎていてはうまくいきません。
落ち着いて深呼吸をして、心の目を開いていく様に感じていくことが大切です。
それをピラティスはじめボディーワークの世界では、内観と言ったり、インナースキャンと言います。
動きを認知する力=内観力を上げるためには、
呼吸を整えて、動きのスピードを整えて、姿勢や動作を感じます。
例えば、寝て行うエクササイズなら、床に対して左右のお尻が
どの様に接しているか?や、左右の肩甲骨がどの様に接しているか?
腰と床の隙間はどれくらいあるか?
左右の足の裏、特に親指と小指の感覚はどうなっているか?
そのようなことを感じながらエクササイズに取り組んでいきます。
そして、目や耳からの情報と擦り合わせて、
あーなるほど、この感覚でやると良いのね!と感覚を身体に落とし込んでいきます。
6. 体性感覚を鍛えるための動画を紹介
この「体性感覚」を駆使した骨盤安定のエクササイズ方法をPPCSのインスタグラムの動画で公開しておりますので、
ぜひ、ご覧ください!!
<自宅でできる骨盤安定エクササイズはこちら!>
<PPCSでできる器具を使った骨盤安定エクササイズはこちら!>
ぜひ、あなたも心の目を見開いて、
運動スキルのさらなる向上を目指していきましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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