こんにちは。
人生100年時代 健やかに動き続けるための身体を共創する
Physio Pilates (フィジオピラティス) 文京本郷の代表の増渕です。
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今回のテーマは”ピラティス上達のキーワード「エロンゲーション」”です
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増渕先生、エロンゲーション?って聞いたことないよ!
私もピラティスを始めるまで知らなかったんだ。でもとても大切なワードなんだよ
先生、エロンゲーションについて知りたい!
そうだね、エロンゲーションについて学んでみよう
100年歩き続けるために、エロンゲーションについて学ぼう!
1. エロンゲーションの語源
今回のテーマは「エロンゲーション」です。
あまり聞き覚えが無い言葉かなと思います。
私もピラティスに出会う前は知りませんでした。
では、エロンゲーションとは?
辞書で「elongation」を調べると、下記の説明となります。
延長、伸長、伸び、延長線
ピラティスでは身体を長く使う意識を持つときに
もっと、エロンゲーションを出しましょう!と伝えます。
特に長軸方向の伸長(Axial Elongation=AE)と使います。
もっと、AEを使っていきましょう!とか言います。
2. エロンゲーションとは
これをわかりやすく表している図が、こちらです!
ピラティスさんの著書の一つ、Your Healthの表紙です。
この表紙の左の二人は荷物の重さに負けて支えています。
そうすると首や腰が痛くなりそうだな・・と予想できますよね?
それに対し、右の二人は重力に打ち勝って、荷物を支えている。
これだと、首や腰への負担が少なくなりそうだなと、思えますよね!
この右側の立ち居振る舞いを実践している人たちがいます。
その代表がアフリカの人たちの荷物を運ぶ歩き方です。
皆、美しく歩かれていますね!素敵です。
また、日本でも各地で頭に物を乗せて運ぶ習慣もあるようです。
3. エロンゲーションの効果
これはスポーツやパフォーマンスで結果を出している人たちの
共通の感覚であると感じます。
野球であれば大谷選手、スケートの羽生選手、ボクシングの井上選手。
皆、立ち居振る舞いに軸があって美しいですよね。
エロンゲーションの感覚を見つけると下記の効果があります。
姿勢や歩き方が効率的で美しくなる
身体の軸ができる
関節や筋肉への負担が分散される
コリが解消される
手先や足先の動きが楽に美しくなる
4.エロンゲーションを身につけるために
では、体幹のエロンゲーションを実践するポイントをお伝えします。
ポイント1
頭のてっぺん(頭頂)としっぽの骨(尾骨)で軽く綱引きする意識を持つ
ポイント2
体幹を骨盤・胸郭・頭の団子3兄弟で捉えていただき、
それぞれの間に隙間ができるように縦に伸びる意識を持ちます。
ポイント3
おでこ(額)とあごを垂直に保つ
間違ったやり方は、つい良い姿勢を意識するあまり、
体が後ろに反ってしまう状態になることです。
体幹の軸のエロンゲーションが自然にできるようになると、
頭の上にペットボトルを乗せて自然なスピードで10歩歩いてみても、
楽勝に歩ける状態となります。
ぜひ、ペットボトル10歩チャレンジで
ご自身の体幹の軸のエロンゲーション力を確認してみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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